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アジアの風だより 第165話

鉄道で行くタイ
ウボン・ラーチャターニー

日本の知人が旅行でタイ東北部イサーンに行くとのこと。目的地はラオスと国境を接するウボン・ラーチャターニーです。鉄道を利用するらしいので説明しましたが、多くの人の役に立ちそうなので、ここでも触れておきましょう。

タイの長距離鉄道路線はバンコクを起点に北本線、東北本線、南本線があります。このうちウボン・ラーチャターニーに行くのは東北本線の南線で、終点がウボン・ラーチャターニー駅となります。

東北本線南線には何本も列車が走っていますが、便利で快適なのは始発のクルンテープ駅(フアラムポーン/バンコク中央駅)を20:30に出る寝台特急イサーンワッタナー号です。中国から新車で購入した寝台列車で、タイ国内を走る列車の中ではもっとも乗り心地のいい車両となっています。

出発時間の遅い列車なので、駅を出るときにはすでに寝台が降ろされています。乗ったら寝るだけ、起きたら到着というシンプルな乗車となり、車内ではなにもすることがありませんが、走るホテルの気分は存分に味わうことができます。

列車には食堂車が連結されていますので食事もできます。しかし、火を使っての調理が禁止されているので、食事は冷凍食品を電子レンジで温めるだけ。こちらは走るコンビニと思っていたほうがいいでしょう。

タイの田舎は街灯も少なく、ほとんど真っ暗です。窓の外を眺めても、真っ暗闇しか見えません。たまに見えるのは駅のある町でしょう。イサーンワッタナー号は特急なので小さな駅は通過します。静かな夜の世界をひたすらに突き進む列車からは、なんともいえない旅情が感じられます。

ただし、寝台を降ろした状態で外を見られるのは下段だけです。上段に窓はなく、横になったら天井しか見えません。景色はなにも見えませんが、それでも窓がほしいなら下段の寝台(席)を選びましょう。

ダイヤの遅れが多いタイ国鉄ですが、東北本線南線はよく整備されていて、遅延はあまり見られません。終点のウボン・ラーチャターニー駅には翌朝のほぼ定刻に到着です。

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●国名:タイ
●県名:ウボン・ラーチャターニー
●行き方:
始発はバンコクのクルンテープ駅(通称フアラムポーン)。世界遺産の遺跡都市アユタヤーからでも乗車できる。

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