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アジアの風だより 第211話

酷暑期突入中のタイ

ソンクラーンも終わり、5月に入りました。タイは季節的には乾季を終え、雨季に入る前の酷暑期に突入しています。一年を通して最も暑い時期に入ったわけですが、今年は特に暑いようで、首都バンコクでも連日のように気温が40度を超えています。

タイ国内では中部のターク県で45.4度を記録しました。これはタイ国内における観測史上最高の気温です。これまでは2016年に北部のメー・ホーン・ソーン県で記録した44.6度ですから、一気に0.8度も上がったことになります。

ベトナムでも北部のゲアン省で44.2度を記録し、過去の記録を更新しました。この記録は毎日のように更新されており、ベトナムの気象センターはこれからまだ上がるとの予測を出しています。

このように東南アジアは全域が酷暑となっています。これは偏西風の蛇行に伴うフェーン現象が理由のようですが、自然が相手なだけに人間はなにもできません。いまはただこの暑さが遠のいてくれる日を待つだけですが、今年は雨季の入りが遅く、タイの気象庁によれば5月の3週目以降にならないと本格的な雨は降り出さないとのこと。雨そのものは散発的に降っていますが、文字どおりの焼け石に水で、むしろ湿度で体感温度が上昇している気がします。

こうなると観光にも不向きですが、名所めぐりは日中にしか行えないのでやむを得ません。帽子をかぶり、長袖の服を着て日差しを避け、こまめの給水を心がけるしか対策はないでしょう。実際、暑さで知られる中部スコータイで自転車に乗っていた日本人が熱射病で倒れ、救急車で運ばれる事態になっています。

酷暑を前にして体力の過信は禁物です。タイではタイ人を見習って、日中はできるだけ動かないか日陰を有効に使って移動し、消耗をできるだけ防ぐようにしましょう。

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●国名: タイ
今年はタイに限らず東南アジアの広い範囲が熱波に覆われている。不調を感じたら即座に動きを止め、日陰で休息しよう。補給用の水は忘れずに持ち歩くように。

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