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アジアの風だより 第215話

タイ仏教の聖地 プッタモントン

観光旅行でタイに来たら、まず最初にするのは寺院めぐりでしょう。王室寺院のワット・プラケオ、巨大な寝釈迦のあるワット・ポー、暁の寺として知られるワット・アルン。さらに郊外に行けば世界遺産のアユタヤーも古の寺院の跡です。タイ人の90%以上は仏教徒ですから仏教関係施設めぐりになるのは当然だとも言えます。

そんなタイ仏教の中心地はどこかご存じでしょうか。それはバンコクの西、ナコーン・パトム県にあります。仏教公園として知られるプッタモントンがその聖地です。ナコーン・パトムは世界最大の仏塔があるワット・プラ・パトゥム・チェディが有名で、こちらも有名な観光地になっていますが、プッタモントンについてはほとんど知られていません。その理由は、ここには派手な見どころがないことかもしれません。

プッタモントンは別名で仏教公園と呼ばれています。広さは約40ヘクタールと言われていますが、園内に建築物がほとんどないせいか、数値以上の広さを感じます。

その中央に、高さが約16メートルある巨大な立身遊行仏像があります。名前はプラ・シー・サーカヤー・テーサパーラヤン・パタン・プッタモントン・スタッサナーと呼ぶそうですが、この命名者はタイの前国王であるラーマ9世です。

この仏像の西、さらに奥には命名者である前国王ラーマ9世にちなんだ記念館があり、中には大理石に彫り込まれた貴重な南伝大蔵経が展示されています。公園の敷地内には政府の仏教局もあることから、ここはタイ仏教の中枢と考えることもできます。

このような聖なる場所ではありますが、前述のように観光客の心を刺激する建物や展示物がないため見過ごされています。しかし、この地を知らないタイ人はいません。ナコーン・パトムのワット・プラ・パトゥム・チェディを見学する際、もしも近くを通るようなら、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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●国名: タイ
●県名:ナコーン・パトム
- 行き方 -
場所はバンコク都と西隣のナコーン・パトム県のほぼ境界にあたるあたり。バンコク都内から都バスを利用しても行ける。敷地はとても広いので日中は日射病と熱射病に注意しよう。

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