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アジアの風だより 第216話

復活したタイ旅行気運

タイの観光・スポーツ省の発表によると、2023年8月はタイを訪れた日本人観光客が大幅に増えた月になったそうです。その数はひと月で10万人を超えましたが、これは3年半ぶりのことだとか。7月の訪タイ日本人は6万6千人でしたから、一気に4万人も増えた勘定です。

日本が夏休みだったこともありますが、8月から9月にかけてのタイはお得感が得られるため、こぞって出かけたのかもしれません。タイの夏場は観光的にはローシーズン(=観光客の少ない季節)にあたるため、ホテルはどこも格安料金で提供されます。また日本の地方空港とタイを結ぶLCC(格安航空会社)が復活し始め、安さが感じられたことも理由にあるでしょう。

途中経過になりますが、2023年の今年は8月末までに50万人に近い日本人がタイを訪れています。数字的にはまだまだですが、復活の兆しは見えています。見えないのは日本円の先行きでしょうか。こちらはドルに対して弱いままで、30年以上ぶりの円安になっています。タイのバーツは強いままなので、円の価値は相対的に下がりました。2023年9月現在の交換レートは、交換率のよい両替所でも1万円で2500バーツ以下にしかなりません。これは日本人にとって圧倒的に悲しく不利な状況です。

こうした中でのよい状況となると、中国大陸からの観光客が当初の予想ほどには戻っていないことでしょうか。ブームが終わったのか、彼らの目はタイではなくカンボジアやベトナムに向いているとのニュースが流れてきています。肩すかしを食らったタイの観光業界はその穴を埋めるべくセールス活動に余念がありません。乾季の終わる11月あたりからはハイシーズン(=かき入れ時)となり、宿泊施設の割引もなくなってしまいますが、あるいは別のプロモーションや割引が始まるかもしれません。

経済的には今後も厳しい状況が続くと思われますが、情報を集め、しっかり計画を立てればこの年末年始は楽しいタイ旅行ができるかもしれません。LCCを含めた航空会社やホテルチェーンの告知案内は、逃さず確認しておきましょう。

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●国名: タイ

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