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アジアの風だより 第234話

今年ももちろんソンクラーン

タイの4月はソンクラーンで決まりです。ソンクラーンとはいったいなにか? もはや説明不要の行事ですが、詳しい説明が必要であれば 昨年の記事 をご覧ください。

ソンクラーンの起源は仏教の聖なる行事にあります。しかしながら現在は「水かけ祭」として2023年12月にユネスコの無形文化遺産に正式登録されたこともあり、宗教色はほとんどなくなって、誰もが理由なく楽しめるイベントとして受け止められています。

このイベントのルールは相手かまわず水をかけあうこと。迷惑をかけたり危険な行為に及ばなければ、ほぼなにをしてもかまいません。もちろん体全体がずぶ濡れになりますが、そうならなければソンクラーンではありません。参加するなら濡れてもかまわない服装で望みましょう。カメラ、スマートフォン、時計、財布など濡れると面倒なものは防水パックなどに入れて確実に保護してください。

タイの新年に当たるソンクラーンは元旦の4月13日が初日です。そこから15日までの三が日が祝日で、この3日間は濡れる覚悟が必要です。2025年の今年は12日(土)から連休が始まり13日、14日、15日と続いて16日の水曜が代休の5連休となります。例年ですと繁華街を起点に12日の午後から水かけが始まり、15日の夜まで続きます。

水かけの場所に決まりはありませんが、首都バンコクですとカオサン通りとその周辺、セントラル・ワールド前の広場、サイアムスクエアなどが激戦地となります。また夜の繁華街として知られるスクムビット通りのソイ・ナナ(Soi 4)、アソーク通りのソイ・カウボーイ(Soi 21-23)、オープンバーが並ぶ同通りのソイ3から21、同じくソイ4から22はハイレベルの水かけが終日続くでしょう。シーロム通りのBTSサラデーン駅周辺とパッポン通りでも激しい水かけの応酬が続きます。

こうした無礼講的な水かけが気に入らないという方もいて、そういう人たちはこの機にタイを脱出したり、地方のリゾート地に行って適度に水かけを楽しむといった選択をします。繁華街では飲食店や商店がこぞって店を閉めますので、もとより普通の生活はできません。水をかけあって楽しむか、5連休を休息のために使うか、いろいろと考えるのもタイの4月で風物詩です。

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●国名:タイ
●県名:タイ全国どこでも
- 行き方 -
本来は寺院や家庭内で行われる行事だが本格的な水かけ祭となった現在では街のいたるところで水のかけあいが発生する。

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