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アジアの風だより 第77話

急激に発展する首都
ビエンチャン

ビエンチャンはラオス人民民主共和国の首都です。タイから見るとメコン川をはさんでイサーン北部ノーンカーイ県の対岸にあり、空路でも橋を渡ってでも行くことができます。

イサーンはタイ国内では発展がやや遅れているエリアで、あちこちに田舎の雰囲気が漂っています。その関係でビエンチャンも田舎なのでは……と思っている人もいるようですが、それは過去の話。以前はたしかにそんな感じで、タイ人たちも「ノーンカーイのほうが都会だ」と言っていましたが、いまや発展に次ぐ発展で首都らしい威厳を築きあげつつあります。

いや、これは"再興しつつある"と言ったほうがよいのかもしれません。実はビエンチャンがノーンカーイと比肩されるような田舎町になったのはベトナム戦争に巻き込まれ、1975年に王政が倒れてからのことで、それ以前は華やかな大都市だったのです。

共産主義国になってからはお決まりのように衰退し、発展とはまるで縁のない町になってしまいましたが、90年代に入って人と物資の行き来が自由になると、元気を取り戻しました。そして21世紀に入り、タイ経済の爆発と活況を受けた大資本の流入が始まって、現在の状況になったのです。

道路は再整備され、周辺には新しくバイパスも造られました。念願の鉄道も短いものですが通され、列車に乗ったままタイへ往復できるようになりました。大きなビルやショッピングセンターも建ち、いまでは新鮮な刺身を出す日本料理店まであります。少し前まではレストランを探すのも大変だったことを思うと、まったく驚くべき急加速の発展です。

80年代から90年代にかけてのビエンチャンしか知らない人は、この大規模な変化にきっと驚くことでしょう。浦島太郎状態になるのは、ほぼ確実です。

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●国名: ラオス
●都市名: ビエンチャン
- 行き方 -
行き方:スワンナプーム国際空港からビエンチャンのワット・タイ国際空港まで直行便が飛んでいる。バスはウドーン・ターニーのターミナルから第一友好橋を越えて往復するインターナショナルバスが運航中。国境を越える国際鉄道はノーンカーイ鉄道駅から出ているが、ラオス側の駅はビエンチャンの中心部からかなり離れたところにあって不便。